下北沢ロフト−今はグループを離れましたが、新宿ロフトの前進であり、我々が甲斐バンド解散後、初めて大森さんを観た「聖地」とも言える場所です。 21周年の武道館では逢えなかった大森さんが、‘９５．１２．１９、一郎さんとの新ユニットKIT16としてライブをする、と知ったのは情報誌のとても小さな記事でした。大森さんがまたプレイする！大森さんに逢える！しかもライブハウスで！ 本当なの？ 我々は当日券に並ぶため駆けつけました。「本当に逢えるだろうか・・・」 1階で開店を待つ間、リハの音が外まで聴こえてきました。ゼップの「ロックン・ロール」が聴こえ、その後「２５時〜」が聴こえてきた時の喜び。いる！大森さんがいる！今、この下で演っている！大森さんのレス・ポールES-３３５がまた聴けるんだ！我々は顔を見合わせ、とりあえず大急ぎで花束を買いに行きました。 こんなに間近で観る大森さん。何フレを押さえ、何弦を弾いているのか、良く見えます！一郎さんとのツイン・ギターはそれは素晴らしいコントラストで、お二人ともとても楽しそうにプレイされていました。「ギターで会話できるんだ！」と感じたものです。 本編後１回目のアンコールが終わり、大森さんに花束をお渡しすると、握手してくださり、なんとピックを頂いたのです。そのピックには「甲斐バンド」の文字が！もちろん、先に楽屋に戻った一郎さんにも花束をお渡しし、握手していただきました！あの時の感動が我々の原点です。 現在はアコースティックを中心としたライブを展開中で、弾き語り等の新人発掘にも力を入れています。 大森さんと縁のある場所、大森さんとの思い出のある場所として下北沢ロフトを選びました。

	これがそのときのピックです！